第150回流体懇話会のお知らせ
月曜日 03 2月 2014 at 2:57 pm下記のように第150回流体懇話会を開催いたします.
講演題目
京からエクサへ ~今後のCFDソフト開発での留意点~
講師
姫野 龍太郎 (理化学研究所 情報基盤センター センター長)
日時
平成26年2月20日(木) 16:30-18:00
場所
電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室
(学内マップの11番が「東4号館」です)
概要
講演者はスパコン京の開発初期段階で開発を主導した事から、その基本設計にあたり、 何を優先し、どのように進めてきたかを振り返ってみる。同時に力を注いだ生命科学のグランドチャレンジのソフト開発プロジェクトでは、分子から細胞、臓器全身、データ解析、脳神経系等、34本という多彩なアプリの開発を行った。これらのアプリは京で性能を発揮する事を目標に開発した事から、非常に高い並列性能と実効性能を発揮した。特にその中でも血流解析のZZ-EFSIは実行効率43%という驚異的な数字を出し、全システムを使ったテストで4.5PFLOPSという当時最速のアプリに仕上がった。 このアプリ開発の過程で、どのように進め、いかにして高性能なソフトを開発できたのか、紹介する。 さらに現在計画が進んでいるポスト京では京の100倍の性能を発揮する予定だが、その能力を発揮するためには、アプリ開発で何を考え、どのように進めればいいのかポイントを整理する。 また、ソフトウェア開発のプロジェクトそのものを見直し、日本発のソフトウェアが有効に使われる仕組み作りへの提案もあわせて行う。