第160回流体懇話会のお知らせ

水曜日 14 9月 2016 at 09:18 am

下記のように第160回流体懇話会を開催いたします.


講演題目

大気・海洋間の運動量と熱輸送量の実験的評価と台風予測

講師

小森 悟 (同志社大学理工学部嘱託講師,同志社大学高機能微粒子研究センター嘱託研究員,海洋研究開発機構招聘上席研究員,京都大学名誉教授)

日時

2016年10月21日(金) 16:30-18:00

場所

電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室
学内マップの11番が「東4号館」です)

概要

最近の気候変動予測によれば温暖化により台風やハリケーンなどの熱帯性低気圧の数は減少するもののその強度は増大することが指摘されている。また、この強大化した熱帯性低気圧が大気・海洋間の炭素収支に及ぼす影響ならびに熱帯性低気圧の成長発達過程を明らかにすることは温暖化の正確な予測や台風等に対する減災対策を講じるうえで重要であるとされている。そこで、講演者らのグループは、これまで高風速下における砕波気液界面を通しての運動量、熱および物質の乱流輸送に関する研究を大型の風波実験水槽を用いて行ってきた。ここでは、これらの室内実験結果を紹介するとともに、その実験結果から得られた経験的モデルにより台風等の成長発達の予測がどのように改善されるかについてJAMSTECとの最近の共同研究結果を含めて報告する。


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