第163回流体懇話会のお知らせ
水曜日 30 8月 2017 at 10:39 am下記のように第163回流体懇話会を開催いたします．
講演題目
気象観測・予測データを活用した小スケール乱流の実時間推定と航空分野への応用について
講師
又吉 直樹（宇宙航空研究開発機構（JAXA）航空技術部門）
日時
2017年10月13日（金） 16:30-18:00
場所
電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室
（学内マップの11番が「東4号館」です）
概要
航空機の離着陸の安全性には、空港周辺の地形等で生じる乱気流や航空機自身が作り出す乱気流（翼端渦）が大きく影響する。航空機の飛行に直接影響を与える乱気流の時間・空間スケールは秒オーダ・十ｍオーダと小さく、現在の気象観測センサ（主にリモートセンサ）や数値気象予測で直接とらえることは困難である。JAXAでは、機械学習等を用いて分オーダ・百ｍオーダの気象観測・予測データから秒オーダ・十ｍオーダの乱流現象を統計的に推定して、航空機の離着陸への影響推定を行う研究を進めており、本講演ではその概要を報告する。
参考文献
[1] Matayoshi, N., Iijima, T., Yoshikawa, E. and Ushio, T., “Development of Low-level Turbulence Advisory System for Aircraft Operation,” 29th Congress of the International Council of the Aeronautical Sciences, St. Petersburg, Russia, September 2014.
[2] Matayoshi, N., “Dynamic Wake Vortex Separation Combining with Traffic Optimization,” 29th Congress of the International Council of the Aeronautical Sciences, St. Petersburg, Russia, September 2014.
