第60回流体懇話会のご案内 平成12年11月14日 流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします。どうぞご参加下さい。 講師:大島耕一(東大名誉教授) 演題: 「航空流体力学」:困って来たりし処、従って去る処 内容: 1940年代、音速の壁に挑んだ若きパイロットたちの物語、1950年代、圧 縮性流体力学を完成させた俊秀たちの業績、そしてそのために巨大高速風洞の 建設に明け暮れた日々を回顧する。 1960年代はスプートニックに触発された米国の狂乱の時代であった。そしてそ れは学問としては何も残さなかった。どんな無駄づかいでも戦争をするよりま しなことは確かだが。 1970年代コンピュータの時代が始まった。以来30年余、計算機械は全く同 じ原理ーvonNeumann計算ーの基に、ただその技術的性能を発展させ、それにつ れて流体力学はすでに解かれている問題の高精度化に専念してきた。そこには 新しい学問への発展は無かった。 2000年紀には、今まで解かれていない問題への挑戦をしよう。それは複雑系 の解析であり、因果律の無い世界への飛躍であり、そして、それは人間の知恵 を学問として人類全てに提供するようになるであろう。 日時:12月8日(金) 16:30〜18:00 場所:電気通信大学 東4号館8階AV会議室(802号室) 今月(12月)から再び金曜日に開催いたします。 流体懇話会事務局 (電気通信大学) FAX:0424ー84ー3327 e-mail:nagare@maekawa.mce.uec.ac.jp
流体懇話会のお知らせ
連絡は懇話会事務局(naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp) まで
Generated with mkdiary.pl