第78回流体懇話会のご案内


		      第78回流体懇話会のご案内

                                                      平成14年7月1日

流体懇話会を下記のように開催いたします。実験施設見学会も予定しており、場
所を移して鉄道総合研究所で開催されます。どうぞご参加下さい。なお、参加さ
れる方は、あらかじめ7月5日(金)昼までにご連絡ください。

日時:7月12日(金) 15:00〜17:00
場所:鉄道総合技術研究所 本館1階AV会議室
内容:
○研究所紹介		前田達夫
鉄道総研と空気力学的な研究課題について簡単に紹介する。 

○低騒音パンタグラフの開発について	 池田充
パンタグラフが安定した接触状態を保つため、また空気の流れによる騒音を減ら
すため、パンタグラフ周辺の空気の流れや騒音発生現象の解明について研究を行っ
てきた。低騒音パンタグラフは空力的な騒音の減少と安定した接触状態を両立さ
せる機構を持ったパンタグラフとして提案された。 この開発にあたっての空気
力学的課題について発表する。

○トンネル微気圧波について 飯田雅宣
列車が高速でトンネルに突入すると,トンネル内に圧縮波が発生する。この圧縮
波が反対側のトンネル出口で反射する際,一部のエネルギーがパルス状の圧力波
となって,外部へ放射される.この現象をトンネル微気圧波と呼んでいる。トン
ネル微気圧波は,トンネル出口付近で発破音を発生させたり,周辺家屋の建具等
をがたつかせたりして,沿線住民からの苦情を引き起こすことがあるため,高速
鉄道の重要な沿線環境問題の一つとなっている。ここでは,トンネル微気圧波を
低減する方法として,車両先頭部形状の最適化とトンネル入口のフレア化などに
ついて紹介する。

○トンネル内車両動揺問題 鈴木昌弘
近年、列車の高速化に伴い、乗り心地の面から、トンネル内走行中の車両の左右
動揺が問題となってきた。この動揺の原因として、当初、軌道狂い(レールのゆ
がみ)の影響が考えられた。しかし、調べてみると、軌道狂いがある地点と列車
が揺れる地点が一致しなかった。そこで、改めて、空気力の影響に注目し、その
メカニズムを解明するために、実際の列車を使っての測定、風洞試験そして数値
シミュレーションを行ってきた。その結果、トンネルの中では列車側面に空気力
が作用し、左右動揺に影響していることがわかってきた。本現象について説明す
る。

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場所は、中央線国立駅北口下車徒歩6〜7分です。北口改札口を出ると正面に案
内板があります。

地図 http://www.rtri.or.jp/rtri/kunitachi_J.html

正門脇の守衛所で流体懇話会に参加する旨を申し出てください。

講演場所:本館1階AV会議室 (案内板参照)

15:00〜16:00 講演
16:00〜17:00 見学
と予定しています。見学は、マイクロバスでの移動となりますので、16時以降
からの途中参加はできなくなります。

なお、今回の講演会・見学会に参加される方は、あらかじめ7月5日(金)昼までに
ご連絡ください。参加者名簿を鉄道総研総務部に提出します。原則として名簿に載
っていない方の入所はできません。時間的余裕がありませんが、よろしくお願いい
たします。

流体懇話会事務局(電気通信大学)
FAX:0424-84-3327
e-mail:naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp (担当 高橋)

流体懇話会のお知らせ

連絡は懇話会事務局(naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp) まで

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