鈴木 健司(東京大学大学院工学系研究科 産業機械工学専攻)(第93回流体懇話会のご案内)


		       第93回流体懇話会のご案内

                                                   平成15年12月24日

流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします。どうぞご参加下さい。

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      お手数ですが、入構時には守衛に懇話会参加の旨お伝え下さい。
       (当日はセンター試験準備のため入構制限がかかっております)
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講師:鈴木 健司(東京大学大学院工学系研究科 産業機械工学専攻)

演題: 磁気ディスクの浮上量制御スライダの開発

日時:平成16年1月16日(金) 16:30〜18:00

場所:電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室

内容:
 磁気ディスクは、磁気ヘッドを搭載した浮動スライダが、空気膜の動圧によっ
てディスク面から10nm程度の距離で浮上し、情報の記録・再生を行っている。
記録密度を向上させるためには、磁気ヘッドをディスクに近づける必要がある
が、加工誤差や、気圧変化等による浮上量の変動を考慮すると、さらなる浮上
量の低減は困難な状況にある。そこで、スライダに圧電薄膜アクチュエータを
組み込み、磁気ヘッドを上下に駆動することにより低浮上化を実現する「アク
ティブスライダ」を開発した。

 まず、分子気体潤滑理論に基づいて、スライダ浮上面の形状とアクチュエー
タの構造を設計し、ヘッドを駆動する際の空気膜反力が最小となるようにした。
次に設計したアクティブスライダをマイクロマシン技術を用いて試作した。回
転したディスクの上で浮上量の測定を行い、スライダを安定に浮上させた状態
でヘッド部をアクティブに駆動できることを確認した。


                                      流体懇話会事務局(電気通信大学)
                                    TEL:0424-43-5438,FAX:0424-88-6371
                                         naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp
                        web: http://www.miyazaki.mce.uec.ac.jp/konwa/
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                               案内送信の登録・削除も上記までお気軽に


流体懇話会のお知らせ

連絡は懇話会事務局(naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp) まで

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