堀内 潔 (東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻)(第102回流体懇話会のご案内)


皆様

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	講師のご都合により、日程を12月8日(水)に変更しました。
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ご了承ください。

なお当日は電通大は休校日ですが、入構に支障がないようにします。

電通大 高橋
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		      第102回流体懇話会のご案内
                                                      平成16年11月13日

流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします.どうぞご参加下さい。

講師:堀内 潔 (東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻)

題目: 多重モードStretched spiral vortex のDNSデータを用いた検出

日時:平成16年12月8日(水)16:30〜18時

場所:電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室

概要: 乱流場において、エネルギーのカスケードと散逸を司る機構のモデル
の一つに、Lundgren (1982) によるStretched spiral vortex がある.本研究
では、このvortexの検出を、一様等方乱流と一様せん断乱流のDNSデータにお
いて行った.このvortexは、コア領域を成す渦管とその周囲にspiral状に巻き
付く渦層から構成されるが、この渦層のstretchingにより、渦層に沿って強度
の大きなカスケードと散逸が起きる事を示した.さらに、このvortexには、渦
管上の渦度ベクトルと渦層上の渦度ベクトルの相対的な配置によって3種類の
モードが存在する事を示した.3モード中には、両ベクトルが直交するモード
があるが、この配置は通常のKelvin-Helmholtz不安定性による単葉の渦層の巻
き上がりからは形成されない.その形成過程の追跡から、このモードが複葉の
渦層の相互作用によって形成される事を示した.また、3モード中で、渦層上
の全ての渦度ベクトルが渦管上の渦度ベクトルと直交するモードは、等方乱流
においてはほとんど検出されないのにたいし、せん断乱流においては検出され
る事を示した.この形成過程にたいする粘弾性と圧縮性の効果についても、言
及する予定である.

                                      流体懇話会事務局(電気通信大学)
                                    TEL:0424-43-5438,FAX:0424-88-6371
                                         naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp
                        web: http://www.miyazaki.mce.uec.ac.jp/konwa/
                                             参加費無料・参加登録不要
                               案内送信の登録・削除も上記までお気軽に

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