第113回流体懇話会のご案内

平成18年12月19日(火)

流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします.どうぞご参加下さい。

講師

吉田 憲司

題目

小型超音速実験機(ロケット実験機)の飛行実験成果

日時

平成19年1月12日(金)16:30〜18時

場所

電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室

概要

小型超音速実験機プロジェクトは次世代超音速旅客機(SST)の国際共同開発を想定して、我国の設計技術の向上と確立を目的に計画されたものであり、並行して実施の要素技術研究と一体となって進められた。実験機はロケット打上による無推力の超音速滑空機(ロケット実験機と呼称)であり、次世代SSTの主要課題である超音速巡航時の揚抗比改善技術の研究に主眼が置かれた。

ロケット実験機の第一回飛行実験は平成14年7月14日に行なわれたが、電気系のトラブルにより失敗に終わった。その後の打ち上げ失敗原因調査、対策検討、設計システム総点検、及び改修設計に約3年の歳月を経て、平成17年10月10日に第二回飛行実験を実施し、無事成功した。本発表ではロケット実験機に適用された4つの空力設計コンセプト(アロー型平面形、ワープ翼、エリアルール胴体、超音速自然層流翼)の妥当性に関する飛行実験成果を報告する。

参考文献

  1. 吉田 憲司、小型超音速実験機(ロケット実験機)飛行実験結果「ながれ」25巻 第4号(2006)321 − 328, http://www.nagare.or.jp/nagare/25-4/25-4tokushu4.pdf
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参加費無料・参加登録不要
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