第123回流体懇話会のご案内

第123回流体懇話会のご案内
平成20年9月11日(木)

流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします.どうぞご参加下さい。

題目

「ペーストの流れの記憶と乾燥破壊のよる記憶の可視化」

講師

中原 明生

日時

平成20年9月26日(金) 16:30〜18:00

場所

電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室

概要

粉と水を混ぜて作成したペーストは、塑性流体ゆえに、ペーストに加えられた揺れや流れを記憶する。我々は実験的な手法を用い、ペーストの中に蓄えられた記憶を、ペーストの乾燥破壊という現象を通じて発生する亀裂パターンとして可視化することに成功した。この手法を用いると、ペーストが揺れや流れを記憶する条件を詳しく解明できることになる。また、ペーストの記憶効果を利用することにより、逆に、乾燥破壊時に発生する亀裂パターンの形状を制御できるようになったので、今後の破壊制御への応用を述べたい [1-3]。

参考文献

  1. A. Nakahara and Y. Matsuo, "Imprinting memory into paste and its visualization as crack patterns in drying process", J. Phys. Soc. Jpn. 74, 1362-1365 (2005).
  2. A. Nakahara and Y. Matsuo, “Transition in the pattern of cracks resulting from memory effects in paste”, Physical Review E, 74, 045102(R) (2006).
  3. “Desiccation cracks”, Physics Today, vol. 60, no. 9, p. 116 (2007).
流体懇話会事務局(電気通信大学)
TEL:042-443-5438,FAX:042-488-6371
naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp
web: http://www.miyazaki.mce.uec.ac.jp/?p=p-1
参加費無料・参加登録不要
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