第126回流体懇話会のご案内
第126回流体懇話会のご案内
平成21年6月12日(金),15日(月)
流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします.どうぞご参加下さい.
題目と概要をお知らせします.
「流れによってアートを作る」
高木 隆司
- 神戸芸術工科大学(特別教授),
- 武蔵野美術大学(非常勤講師)
平成21年7月6日(月) 16:30〜18:00
電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室
流れの可視化やCGに美しさを感じる場合が多い。ここでは、科学研究ではなくアート制作を目的とした、筆者のこれまでの取り組みを紹介したい。導入として、科学とアートの違いを述べる[1]。次に、現在までに取り組んだ下記のテーマの作品を示す。
- レオアート:粘性流の混合によって流体中の一部分が変形することによる造形[2,3]。
- DLA(拡散率側凝集)や電気泳動による造形。これは、流体運動ではなく、イオンの移動という広い意味の流れを応用している。
- 自然信号を取り入れたCG映像の制作:自然のビデオ映像から、ランダムなベクトル場を作成し、制作する映像に登場する物体をそれによってコントロールする。こうして、人工的ではあるが自然な感じがする映像を制作することができる[4]。
- [1]高木隆司、「サイエンティフィックアートとは何か−2つの文化の交流に向けて」、可視化情報 (可視化情報学会誌、サイエンティフィックアート特集)18, No.108 (2008)32-37
- [2]Ryuji Takaki: Proposal of a New Kind of Art "Rheo-Art、Forma, Vol. 9 (No. 3), 203-208, 1994
- [3]Ryuji TAKAKI,“Rheo-Art, Application of Fluid Dynamics to Art Creation", Visual Mathematics (on-line Journal)(1999) (Link)
- [4]笹田晋司、他:自然信号をとり入れたコンピュータ映像の制作、かたちの科学シンポジウム、東京大学(柏)2009、6月27日
流体懇話会事務局(電気通信大学)
TEL:042-443-5438,FAX:042-488-6371
naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp
参加費無料・参加登録不要
案内送信の登録・削除も上記までお気軽に