第142回流体懇話会のご案内
流体懇話会のご案内
平成24年4月27日(月)
流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします.どうぞご参加下さい.
空を飛ぶ ― 古代から現代まで
原田 正志
(JAXA航空プログラムグループ 無人機・未来型航空機チーム 主任研究員)
平成24年5月25日(金) 16:30-18:00
電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室
人類にとって空を飛ぶということは昔からの夢でした。1(古代)インカでは熱気球が葬送に使用されていたと言う最近の学説に始まり、リリエンター
ル、ライト兄弟へと人類初飛行までの道のりを辿り、そこに隠された様々な原理を見て行きます。2(黎明期)航空機は冒険者達の乗り物であったのですが、第一次
大戦を迎えて大きな飛躍を迎えます。何が改良されどのような性能に達したかを見て行きます。3(発展期)第1次世界大戦後、兵器としての飛行機の重要性
が認識され各国で飛行機が著しく発達します。そしてプロペラ飛行機は第二次世界大戦で極限まで洗練されます。このキーとなった技術を紹介します。
4(ジェット機時代)第二次世界大戦中に実用化されたジェットエンジンは飛行機の形態まで変化させました。プロペラ機の時代とジェット機の時代では何が
大きく変わったのかを説明します。5(成熟期)現在ではジェット旅客機は長距離高速輸送に欠かせない存在になりました。しかし、外見は40年前から変
わっていません。この40年の間にジェット機の何が変わったのかを説明します。4の(ジェット機時代)ではたくさんの垂直離着陸機、通称VTOL機
(Vertical Take Off and Landing)機が開発されました。現在、JAXAで開発中の
VTOL機の1例を簡単に紹介します。(添付図参照)