第143回流体懇話会のご案内

流体懇話会のご案内
平成24年6月8日(金)

流体懇話会の講演会を下記のように開催いたします.どうぞご参加下さい.

講演題目

環状二相流中における液滴発生・運動・伝達

講師

大川富雄

(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻 教授)

日時

平成24年6月29日(金) 16:30-18:00

場所

電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室

概要

  流動様式は、気液二相流を特徴づける最も基本的かつ重要な因子で、その代表格は「気泡流」と「環状流」である。
近年の傾向として、気泡流に関する研究が比較的多いが、ボイラー等の工業プラントにおける出現頻度は、環状流の方がはるかに高い。
本講演では、環状流について行った研究の成果を概観する。環状流の最も著しい特徴は、液相が「液膜」と「液滴」に分離して流動する点であろう。
液滴と液膜で移動速度は10倍以上違うから、液相が液滴として流動するか、あるいは液膜として流動するかは大問題である。
このため、まず液滴の流量割合を決定する物理機構を考察する。
また、液膜からの液滴発生および液膜への液滴伝達のメカニズムの解明を目的に行った実験及び解析を紹介する。
複雑形状流路における液滴伝達と流量振動下における液膜ドライアウトについても触れる。
 

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